自家発設備の点検については、関係法令(電気事業法、消防法、建築基準法)により、自家発電設備の種類に応じ、点検や報告が義務付けられています。中でも、消防法設備等の非常電源として設置されている自家発電設備については、 消防法令等の基準に基づいた定期点検や所轄消防機関への定期報告が義務付けられており、違反すると罰則がありますので、気を付けなければなりません。 また、非常用発電機のほとんどは、ディーゼルエンジン等の内燃機関を使用して発電する仕組みになっているので、自動車と同じように日々のメンテナンスを怠っていると、いざという緊急時にキチンと稼動しなくなってしまいます。最長72時間連続で発電し続けることが可能な状態を維持することによって、災害時に多くの生命が守られることに繋がります。
例えば、マイカーを1年間ガレージに放置したり、 定期的にエンジンをかけるだけの管理で、 いざという時にすんなり走れるでしょうか? 発電機の動力であるエンジンも車と同じで、 無負荷の作動試験だけを繰り返していると、 エンジン内部のカーボンが蓄積したり、 オイルや冷却水、定期交換部品などの劣化が進み、 いざという時にエンジンの重大な故障につながり兼ねません。
発電機のエンジンは車と同じディーゼルエンジン。
オイルや冷却水、エレメントやフィルターなど消耗品の定期交換や清掃が必要不可欠です。
長期間オイル交換しないと、スラッジ(汚泥)によってフィルターが目詰まりを起こし、エンジン内の部品が焼き付きます。
冷却水漏れなどでオイルに水が混入すると、オイル本来の性能が発揮できず、エンジンが不動に陥る原因になります。
エンジンヘッド周辺が錆びた状態だとロッカーアームや吸排気弁の動作に支障が出て、エンジン不調や不動になります。
太陽光発電や蓄電池など電源の多様化に伴った難易度の高い既設高圧電源盤の改造工事、配線工事、全体システムの見直しなどに弊社は対応しております。また、高圧盤工事には長時間の停電が伴いますが、弊社ではケーブルの切断や端子圧着等の加工、盤本体の孔開け加工については火花を出さない専用工具などを用いて、より安全でスピーディーかつリーズナブルな電盤工事を行うことができます。また、数多くの自家消費型太陽光設備連系工事の経験とノウハウにより、最適な設備設計と施工を提供することもできます。
受変電設備を安定的に運用するための試験調整や点検、使用前自己確認(※)などのサービスも弊社では承ります。これらを怠ると、受変電設備の損壊により構内全域が停電し大変な被害をもたらす可能性があります。また、様々なメーカーや設備の電盤に対応しております。 キュービクル、太陽電池モジュール、接続箱、パワーコンディショナーなど発電所全体のメンテナンスも高い技術力と長年の経験で対応させていただきます。
※今まで高圧の太陽光発電設備に導入されていた使用前自己確認制度ですが、低圧太陽光の保安基準強化を目的として、今後は低圧設備にも導入予定です。この検査には、経済産業省から発布されている「方法の解釈」を良く理解し、決められている様々な計測を行う特殊な計測器類とノウハウが必要です。